2024年3月4日・5日の2日間、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)および日本障害者スキー連盟主催の大会が開催されました。オールコンバインド競技には、立位、視覚、知的、聴覚障害を持つパラ選手が参加し、競技を通して大いに盛り上がりました。
山田雄太選手はスプリントでコース取りに失敗し、前に出ることができず準決勝で敗退しました。岩本美歌選手は予選を通過しましたが、準決勝で惜しくも敗退。しかし、5kmフリーでは見事2位に輝く活躍を見せました。
今大会は雪不足の影響でコース変更が行われましたが、大会を無事に開催していただいた関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
山田雄太選手(男子・知的)
クラシカルスプリントでは予選を通過し、準決勝まで進むことができましたが、残念ながら決勝には届きませんでした。今後はパラ選手に負けないように頑張ります。5kmフリーでは、良い滑りができず、後半は体が重くなってしまい、ID選手の村越選手に敗れてしまいました。合宿や大会が続いても、しっかりと滑れるようトレーニングを積み重ねていきたいです。世界大会が楽しみです。
岩本美歌選手(女子・立位)
2月24日・25日に長野県白馬村で開催されたジャパンカップに出場しました。鹿角でのインカレが終わってすぐの大会だったため、身体的にも精神的にも疲労が残っていました。大会前は天候が雨続きで、思うように練習ができず、調子も悪かったです。身体の疲労は徐々に抜けていきましたが、どうしても気だるさが残っており、少し焦りを感じていました。それでも、当日滑ってみると意外と走れて、自分でも驚きました。
初日のクラシカルスプリントでは、12人が準決勝に進む中、ギリギリでその12人に入ることができて驚きました。特にその日は家族が試合を見に来てくれていて、それが大きな力になりました。決勝には進めませんでしたが、家族の前で少しでもかっこいい姿を見せられて良かったです。2日目の5kmフリーでは、前を走る選手に追いつきそうで追いつけず、最後まで抜くことができませんでした。『もしかしたら勝てるかも』と思っていたので、とても悔しかったです。今の自分の実力を実感し、時間をかけて強くなろうと決意しました。
今シーズンはどのスキー場でも雪不足に悩まされており、白馬村のスノーハープも雪が少なく、悪条件でのレースとなりました。しかし、全ての大会が完璧な条件で行われるわけではないので、良い経験になりました。この悔しさをバネに、もっと努力していきます。
山田雄太
○スプリント1.25km山田雄太(クラシカル)オールコンバインド:第8位
○5km(フリー):第6位
岩本美歌
○スプリント1.25km(クラシカル)オールコンバインド:第12位
○5km(フリー):(順位未定) 第2位